世界一簡単な俳句の作り方
今テレビなどで話題になっている俳句ですが、結構難しいと思ってる人が多い印象だったりします。
でも俳句は難しいもんじゃありません。
誰にでも出来ると言っても過言じゃない。と言いますかむしろ誰にでも出来ちゃいます。
もちろん、深いところを知ろうと思えば沢山の知識が必要になりますが…。
俳句を初めて数年経った今、俳句を作り初めの頃に苦労したことをここにまとめておこうと思い立ってこれを書いています。
さて、では今から世界一簡単な俳句の作り方を解説していきたいと思います!
これは最近話題になったやり方で、十二音技法って言われたりします。つまり別に僕が開発したことでもなんでもありません。
(※十二音技法:俳句をやってる人にはあんまり評判良くないんですが…)
でも、ともかく簡単に出来て初心者が最初にハマる罠にもハマりにくいという超便利な方法なんです。
まずはこっから入っていいんじゃないでしょうか。
もう少し具体的に説明して行きましょう。
俳句は五・七・五で出来ています。
季語を五音としましょう。あとは十二音です。
つまり「十二音」と「五音の季語」に分解して考える。
ここで重要ポイント。
十二音は季語と関係ないことを言うことです。
例えば、
チューリップ(春の季語)には植物としての話はもちろん、子供や幼稚園なんかチューリップから簡単に連想されることは全てボツにします。
必然的に
・『春の雲』や『夏の海』に当てはめるものには小さなもの(つまり逆のイメージ)を
・植物には生活や心の動き(つまりかけ離れたイメージ)を
というように真逆なものを当てはめた方が上手く行く率が上がります。
(こういうことを取り合わせと言います)
俳句というのは短詩というだけあって世界最短の詩です。短い言葉から無限の広がりを生み出した方がいいわけですから、イメージが重ならないように作った方がいいのです。
仮にパっと作ってみましょうか。
例えば寝つきが悪い夜があったとしましょう。
眠るまでずいぶんかかったヒヤシンス
これでは真ん中が七音になっていません。そういう時は変更します
「かかった→かかる」
眠るまでずいぶんかかるヒヤシンス
俳句は今のことを書いた方が良いとされています。理屈はともかく、その方が上手くいきやすい。
逆に言えば小説でもなんでも結構現在形で書いてるでしょう?あれは書かれたモノですから全て過去形のはずです。でも現在形で書いてあったりします。
つまり、過去だなんだっていうのはガンガン変えちゃっていいんです。ともかく全部で十七音にしちゃって下さい。
まぁこの句が良いかどうかは別にして、ともかくこんな風にガンガン作っていくことが大切です。
「いくらでも出来るじゃないか!!」って?
そうなんです。最初はそれでいいんです。
どんどん作って下さい。作って作って作りまくることがコツです。
この次に推敲に入るのですが、最初のうちはなにが良くてなにが良くないかなんてわかりませんから、とにかく作ってみて、発表していきましょう。
様々な場所で募集していますし、ネットでもリアルでも入りやすそうな句会を探して出してみて下さい。
作る過程も楽しいのですが、俳句は外に出してからが楽しいんです。
これは本当の話で、句会があるから俳句を作るっていう俳人が多いくらいなんです。
高評価を貰ったり、低評価を貰ったり。
その理由を聞いたりしているうちにだんだんと俳句がわかってきます。
「おーいお茶」や「プレバト」だけが俳句じゃありません。最近ではアウトロー俳句なんていうものもあります。
それでは、ここではこの辺で。
もしよければ他の記事も読んでいって下さいませ。