世界一簡単な俳句の作り方

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『俳句の作り方講座』 俳句の出来不出来

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俳句の出来不出来はどうやって決まるの?


さて、最初のページでは「俳句の簡単な作り方」を書きました。
そのページの中で、「こんなやり方ならいくらでも出来るかも」とも書いています。
では、俳句の良し悪しというのは誰がどのように評価するのでしょう?

このサイトでは俳句初心者(俳句界隈では俳句初学者などとも言う)に向けて書いていますから、そこを踏まえて言いましょう。それは自分ではありません。

俳句の評価は他人が決めます

もっと言えば他の俳人たちです。

「俳句は座の文芸」というように元々は句会というゲームの中で作られてきました。
つまり、その場には誰か他者が存在しお互いに評価し合っていたのです。
句会についてはまた別に書きますね。

⇒見たわけじゃないので確かではないですが、そういうことになっているのでたぶんそうなのでしょう。

また、俳句結社に所属したりすれば主宰者の選(せん)を受けることになります。
主宰が句の良し悪しを判断し、順列を決めるわけです。

ここで鋭い人はお気づきになったんじゃないでしょうか?

それならそれぞれの句会によって良い句はバラバラになるんじゃないか?
主宰者によってバラバラに評価されるんじゃないか?

その通りなんです(笑)。

例えば老人の多い句会では、人生の終わりとかそういうイメージの句が評価されがちですが、若者が多い句会ではそういうの句は評価されません。

だから、どこかで良い句とされているものが、どこかでは悪い。どこかでは悪い句がどこかでは良い句だったりするわけです。

それらをくぐり抜けた句が、有名な句になってくるわけですね。
なので

・評価されるために自分にあった結社に入る
・自分にあった句会に出る

ことがとても重要になってきます。
合わないところだと永遠とボツをもらい続けるという悲惨なことにもなりかねません。

こう言うとこんな風に思う人もいるかもしれませんね。

「わたしはSNSで俳句を発表してる。【いいね】もたくさんもらっているネットは全国的なものだしなによりの評価じゃないか!」

確かにそうです。ネット特にSNSは俳句と相性が良く、そのおかげで俳句愛好家もどっと増えましたし、地理的な差はなくなりました。しかし、SNSのフォロワーは同年代だったり、同じような趣味の人だったりします。つまり、特定のフィルターがかかっています。それだと結局はあてにならないんです。

このように俳句の評価というのはよっぽどの名句じゃない限り、相対的で曖昧なものなのです。

そんな中でも、この世で最もあてにならないもの。
それは自分の評価です(笑)。

自分が一生懸命作った句を客観的に見るのはなかなか難しい。

「この句にはこんな思いが詰まっているんだ。だから評価されるはずなんだ」

最初のころはそう思いがちですが、往々にして間違っていることが多いんです。

ここで押さえておきたいポイントはその句の通用範囲を考えておくということです。

・恋の句は恋い焦がれる相手までが通用範囲
・子供や孫の句は家族までが通用範囲

もちろんこれにも例外はありますが、このくらいに感じていた方が良いように思います。そういう感情を否定するわけではありませんし、送られた相手はきっと喜ぶ類のものなのですが、見ず知らずの第三者がそれを見てどう思うかとは別の問題です。

それに長く俳句をやってる人はたくさんのそういう句に出会ってきていますから、「ああ、またこのパターンか」となっていたりします。感じとしては

・中年オヤジの昔は悪かった自慢
・友達の子供の運動会ビデオ

などに似た感じにとられるということです。

じゃあ結局、誰が俳句を評価するか

自分の目が養われる(自選の力がつくと言います)までは、あくまでも他人です。

当たり前のことですよね?
自称ミュージシャンがミュージシャンになるには他人の評価なくしてはあり得ません。

俳句が短くて誰でも簡単に作れるからこそ、盲目的にななってしまいます。

あるいは一般的な俳句のルール
五七五に季語が入っていればOKというルール

をクリアした時点で悦に入ってしまうのかもしれません。

他人の評価をフィードバックさせることを繰り返し行うことによって、自分の中の客観性を磨いていくことが大切です。

そのためにともかく最初はたくさん作ってみることが大切です。そしてそれを評価してもらえる場所へ行きましょう。

・リアルにしろネット上にしろ句会に出てみる。
・気になった結社に入って主宰の選を受ける。

そうしてもらった評価をまずは受け入れてみましょう。話はそこから始まります。

※もっと気楽でいいんだという人はそれでも全然構いません。それはそれで俳句の楽しみ方ですから。

>>世界一簡単な俳句の作り方第一回はこちら

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